年収1000万円以上でも「現実は厳しい」が半数以上 既婚高収入男性の「おこづかい制」率は?しっかり話し合う夫婦が多数

» 2020年01月22日 15時57分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]

 婚活応援サイト「婚活KOKO」を運営するパッション(東京都中央区)は1月22日、年収1000万円以上の既婚男性を対象に行った、「家庭のお財布事情」に関する調査結果を発表した。

家庭のお財布事情を調査(画像はイメージ、出所:ゲッティイメージズ)

 「夫婦のどちらが財布を握っていますか」という質問に対して「自分」と答えた人は全体の43.0%。「妻」(40.0%)よりも高かった。ただ、どちらかに偏っているわけではなく、「家庭の財務大臣」は性別を問われないようだ。

 また、「おこづかい制ですか?」に対しては、48.3%が「はい」と答えた。こちらは「いいえ」(51.7%)の方が割合が高く、高年収層の男性は自由にお金を使っている人の方が多いようだ。

年収1000万円以上男性は「非おこづかい制」が過半数(出所:パッション調査)

 日々生活をするうえで、夫婦のお金に関する考え方や使い方がばらばらだと家庭不和につながりかねない。結婚前から、お金のことに関して話し合っていた夫婦はどのくらいいるのだろうか。調査結果によると、最も多かったのが「ある程度話し合った」で36.5%。2位以下は「あまり話し合わなかった」(29.9%)、「しっかり話し合った」(17.8%)と続く。濃淡こそあれ、少しはお金に関して話し合う夫婦が多いようだ。一方で、「全く話し合わなかった」と答えた人も全体の15.8%いた。

 話し合った内容については「貯金額を具体的に決めた。昇給したとしても、給料の何割は貯金する、など」「生涯収入と人生設計について」「資産管理は私、日常の生活費は妻が管理する」などが挙がった。

結婚前にお金に関する話し合いをした夫婦は多い(出所:パッション調査)

 ただ、このような話し合いをしても、なかなか現実はシビアな夫婦が多いようだ。「お金について、結婚前の理想と結婚後の現実は違いますか?」に対しては「現実は厳しい」(52.2%)が過半数を占めた。「理想通り」と回答したのは45.3%だった。

 調査はゼネラルリサーチ協力の下、2020年1月11日〜14日の期間で、年収1000万円以上の既婚男性1109人を対象にインターネット上で行った。

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