AWSが2021年初頭に大阪リージョンを開設、ソニー銀行は全業務をAWSに移行

Amazon Web Servicesは、2021年初頭に大阪にAWSリージョンを開設する。3つのアベイラビリティゾーンで構成する。この発表を受けてソニー銀行は、AWSの利用範囲を、勘定系を含む全業務に拡大する。

» 2020年01月20日 19時30分 公開
[ITmedia]

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 Amazon Web Services(AWS)社は2020年1月20日、大阪にAWSリージョンを2021年初頭に開設すると発表した。AWSの全てのユーザーが利用できる。またこれを受けソニー銀行は、AWSの利用範囲を全業務に拡大することを明らかにした。同行は、勘定系システムの移行から開始する方向で検討を始めたとしている。

 大阪のAWSリージョンは、2018年に開設した大阪のローカルリージョンを拡張する形で解説するという。アジア太平洋地域で9番目のリージョンとなり、3つのアベイラビリティゾーン(AZ)で構成する。各AZは地理的に離れており、単一事象が可用性に影響を与えないよう隔離してある。それぞれのAZは個別の電力源や冷却システム、物理的セキュリティを備えている。

 AWS社のグローバルインフラストラクチャ&カスタマサポート担当バイスプレジデントを務めるピーター・デサンティス(Peter DeSantis)氏は、「AWSの大阪ローカルリージョンは、日本のユーザーか東京リージョンで稼働させているワークロードを災害対策のために遠隔地で管理したいという要件を満たす。大阪地域での物理的スペースとサービスを追加することに対する需要は高く、既存の大阪のインフラをAWSリージョンに拡張した」と述べている。

ソニー銀行の動き

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