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アパレルブランド「BEAMS」、損益計算書の作成にOracle Cloud導入 作業時間を10日から2時間に

» 2020年01月14日 12時08分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは1月14日、アパレルブランド「BEAMS」を展開するビームスホールディングス(HD)に、クラウド型の管理会計・予算管理ツール「Oracle Enterprise Performance Management(EPM)Cloud」を提供したと発表した。ビームスHDは店舗と事業部での損益計算書の作成に同ツールを活用し、作業時間を従来の10日間から2時間に短縮したという。

photo アパレルブランド「BEAMS」の公式サイト

 Oracle EPM Cloudは、企業の売上・原価・在庫などのデータを収集して多次元データベースに蓄積し、店舗や事業部ごとに集計・分析した結果をレポートとして算出する機能を持つ。ビームスHDは従来、表計算ソフトを使って損益計算書を手作業で作成しており、作業時間と工数の増加が課題になっていたため、業務効率化を目的に同ツールの導入を決めた。

 ビームスHDではOracle EPM Cloudの導入後、作業時間の短縮に伴い、月次での損益計算書の開示が可能になったという。また、業務の分担の明確化や、引き継ぎの効率化などの効果も得られたとしている。

photo 「Oracle EPM Cloud」の概要

 今後は、Oracle EPM Cloudのワークフロー機能を使って予算を策定する他、人件費などの予算管理にも同ツールを採り入れる計画だ。

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