21年卒に聞く「希望の就職先」、商社・旅行会社・メーカーが人気　IT系ではAmazonが上位に

　2021年に卒業予定の大学生・大学院生が、「将来はここに就職したい」と考えている企業は？　就職情報サイトを運営する学情が調査した結果、1位は伊藤忠商事だった。2位はJTBグループ、3位は味の素、4位は丸紅、5位はエイチ・アイ・エスと続く。IT企業ではアマゾンジャパン（17位）が最上位だった。

21年卒に聞く「希望の就職先」トップ100

　6位はアサヒ飲料、7位は資生堂、8位は大日本印刷、9位は任天堂、10位はオリエンタルランドが入った。学情は「米中貿易摩擦の影響もあるものの、業績が好調な総合商社が人気だ」「Nintendo Switchの販売好調、eスポーツ人気の高まりなどを受け、任天堂を始めとするゲームメーカーが躍進した」と説明している。

　11位は雪印メグミルク、12位はロッテ、13位は森永製菓、14位は三菱商事、15位は明治グループ、16位は全日本空輸（ANA）、17位はアマゾンジャパン、18位は花王、19位はアシックスグループ、20位は東京都職員――と続いた。

　学情は「東京五輪を控えて、スポーツメーカーの人気も上昇している」とみている。

21年卒に聞く「希望の就職先」トップ200

　アマゾンジャパンに続いて人気だったIT企業は、ソフトウェアベンダーのSky（45位）。NTTデータ（58位）、ITアウトソーシングのトランスコスモス（63位）、楽天（67位）、ITコンサルティングのアクセンチュア（73位）、LINE（74位）なども100位以内に入った。

　調査は19年6月1日〜12月7日に、6574人の学生を対象にWebアンケート形式で実施した。