タクシー運転手の約3割は、キャッシュレス決済の導入で寂しさを感じている――求人広告の企画などを手掛ける大成広告社が、1月8日にこんな調査結果を発表した。「おつりは要らないよ」と多めに支払ってくれる乗客とのコミュニケーションがなくなったことに寂しさを感じているという。
調査は2019年12月18〜19日、関東在住の40〜60代のタクシー運転手90人を対象に実施。回答者の44.4%が、キャッシュレス決済を導入して「楽になった」と答えた。おつりの計算や、小銭を手渡しする手間がなくなった一方、「機械の使い方に戸惑う」(10.0%)という声もあった。
キャッシュレス決済をどう思うかについては、「売上から手数料が引かれるのは不満」「機械がよく不具合になる」など不満の声がある一方、「お客さまの選択肢が増えた事は良い事」という前向きな意見もあった。
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