この時期になると、今年買ったものを振り返る記事が多く出てくる。自身を振り返ると、2019年は「Oculus Quest」や「Pixel 3a」などを買ったりと、例年よりもガジェットに投資した1年だった。
これは毎年のことだが、買った製品はすぐに使わなくなり、やがて部屋の隅でホコリをかぶってしまうことが多い。しかし、決して安い買い物ではないので“散財してしまった”という後悔で終わらせたくはない。
そこで19年に買ったガジェットを振り返り、良かった点などをまとめてみた。あくまで個人的な体験に基づくものだが、何かの参考になれば幸いだ。
19年前期の相棒になったのが13インチのMacBook Air。正確にいうと18年12月に買ったものだが、がっつり使ったのは今年の1月〜7月。データサイエンティスト育成スクールを半年間にわたって体験取材することになったため、新宿の家電量販店で購入した。価格は約12万円(税込、以下同)。
スクールでは、PythonやRといったプログラミング言語を用い、大量のデータを分析する。自宅にあるWindows PCでは心もとなかったため、思い切ってMBAを買ってしまった。macOS自体が初めてだったのでショートカットキーなどの操作で戸惑うことも多かったが、起動も速くきびきび動くので慣れてくるとストレスなく使えた。
しかし、データの集計や可視化でExcelを使う場合などは、普段使い慣れたWindows PCが恋しくなった。スクールが終わった後も機械学習コンペなどに挑戦してみたが、結局それらはWindows PCで行っていたりする。
JupyterNotebookやRStudioなどの環境は既に構築しているので、今後もデータサイエンスのお供として活用したい所だ。
今年一番編集部のテンションを上げた製品が、5月に発売されたVRヘッドセットの「Oculus Quest」だ。気が付けば記者を含めて5人が購入し、なぜか配送先を会社に設定していたため、毎週Oculus Questが編集部に届いた。筆者が選んだのは64GBモデルで、価格は4万9800円。夏頃は、VRゴーグルを装着した怪しい人物が編集部付近をさまよい歩く姿がよく目撃された。
Oculus Questは、ケーブル不要で自由に歩き回れるスタンドアロンのVRヘッドセット。両手のハンドコントローラーで仮想空間内のモノをつかんだり投げたりできるが、今ではコントローラー不要のハンドトラッキング機能も追加された。
別の記者が当時の興奮を記事に残しているが、VR卓球ゲーム「Racket Fury: Table Tennis VR」の臨場感と没入観には驚いた。まるで本当に卓球をしているかのような錯覚に陥る。
Oculus Questをかぶるだけで、あっという間に別世界。VRリズムゲーム「Beat Saber」や、VRオンラインアクションゲーム「ソード・オブ・ガルガンチュア」もおすすめだ。
18年は「Oculus Go」でバーチャル編集会議をしたり、釣りをしたりしたが、19年は目が覚めるようなVR体験ができた。今はログインする頻度が減ってしまったが、面白そうなゲームタイトルが登場すればすぐにでも復帰したい。
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