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ZOZO前澤社長の「月旅行キャンセル報道」、問題視された記事タイトル変わる 本人が東スポに訂正依頼

» 2019年05月21日 16時58分 公開
[ITmedia]

 ZOZOの前澤友作社長が5月20〜21日に、東京スポーツ新聞社が運営するWebメディア「東スポWeb」の記事タイトルを批判し、訂正を依頼する一幕があった。「前澤社長が月旅行を中止する」という誤解を招く内容だったためで、現在は別のタイトルに変更されている。

 前澤社長が問題視したのは、20日付の「ZOZO前澤社長 所有絵画売却の次は『月旅行キャンセル』」という記事。21日午後4時現在、同記事のタイトルは「ZOZO前澤社長 所有絵画売却で囁かれる“資金繰り”」に変わっている。

前澤社長は月旅行のキャンセルを否定

 当初のタイトルからは、同社長が「2023年に民間人初の月旅行に行く」という目標を断念する――という内容だと推測できる。

 だが実際は、前澤社長が現代アート作品を売却したエピソードなどに触れつつ、市場関係者による「月に行っている余裕なんてありませんよ。株主も納得しないのでは。(月旅行は)キャンセルするしかないと思います」という“推察”が書かれているのみだった。

 これを受け、前澤社長は20日深夜、Twitterに「事実無根。何でも言ったもん書いたもん勝ちのこのメディア報道の現状、これで本当にいいの? どれだけの関係者が月旅行に思いをはせ、努力と工夫を続けているか」などと投稿。同記事のタイトルを批判しつつ、月旅行のキャンセルを否定した。

 同氏は21日午後にもTwitterを更新。「東スポさんには記事見出しの訂正依頼をお願いしておきました」と正式に抗議したことを明かし、「忙しくてタイトルしか見ない人とか、ニュースアプリでタイトルだけ通知される人もたくさんいるから事実誤認されて困ります。月旅行の準備は着々と進んでますよ!」と準備の順調ぶりをアピールした。

 一連の騒動に対し、Twitter上では「会社の業績悪化と個人の資産売却を一緒に報じていいのか」という記事内容の批判や、「フェイクニュースに負けるな」と応援する声、「東スポの“お家芸”だから……」となだめる声などが上がっている。

 ただ、「いや、(月に)行かねぇのかよ」「ZOZOやばいな……」「だから言っただろ。お年玉の現金ばらまきとかをやっているからこうなるんだよ」と、当初のタイトルを真に受けて前澤社長やZOZOを批判している人も一部みられる。

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