「そろそろボーナスの金額が気になる」という人もいるだろうが、実際のところどのくらい手にできるのだろうか。東証1部上場企業(137社)を対象に、夏のボーナスの妥結水準を集計したところ、平均で74万3588円(38.8歳)であることが、労務行政研究所の調査で分かった。平均支給月数は2.45カ月。
同時期(各年4月)集計で過去6年を振り返ると、2014年の5.7%増以降、17年まで3年連続で前年を下回り、18年は2.4%増と上向いたが、19年で再び前年を下回った。
夏のボーナス、妥結水準の推移(出典:労務行政研究所)
妥結金額を産業別でみると、最も多かったのは「輸送用機器」で87万8485円、次いで「ガラス・土石」が87万7269円、「その他製造」が84万6453円と続いた。一方、最も少なかったのは「商業」で52万2516円、次いで「陸運」が61万6356円、「紙・パルプ」が61万9307円という結果に。
夏のボーナス、妥結水準(出典:労務行政研究所)
郵送による調査で、東証1部上場企業137社が回答。調査期間は3月13日から4月23日まで。
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
- なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
- 「10連休」が日本のためにならない、やっぱりの理由
10連休が終わった――。ある調査によると、連休明けに「会社に行きたくない」と答えたのは、8割にも上った。「働きすぎ」「もっと休まなければいけない」といわれている中で、なぜ10連休に批判の声が多いのか。
- 日本は給料の低い微妙な国になる、これだけの理由
働き方改革が叫ばれながらも、日本企業の生産性はなかなか上がらない。今後の成長が危ぶまれるポスト平成時代、私たちはどのように働けばいいのだろうか。社会学者の古市憲寿氏と、元2ちゃんねる管理人のひろゆき氏に、これからの「働き方」について語ってもらった。
- 人手不足は本当に「悪」なのか 騙され続ける日本人
人手不足が原因で倒産する企業が増えているようだ。東京商工リサーチのデータをみると、前年度から28.6%も増えて、過去最高を更新している。数字をみると、「人手不足=悪」のように感じるが、本当にそうなのか。筆者の窪田氏は違う見方をしていて……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.