LINEが投資サービスを拡充する。LINE Financial(東京都品川区)は4月25日に、1日500円から積み立て投資できる「ワンコイン投資」を開始した。その狙いとビジネス上の勝算を聞いた。
「誰でも500円から始められる。(資金は)ロボアドバイザーで運用されるので、どこに投資するかの悩みもなく、投資ができるサービスだ」と、LINEスマート投資のプロダクトマネージャー(PM)を務めるLINEの大田雄介氏は話す。
ワンコイン投資は1日あたり500円から3万円まで、500円単位で積み立て金額を設定できる。積み立ての頻度は、週1回の「お手軽プラン」から週5日の「平日プラン」、毎日積み立てる「毎日プラン」を用意する。月間投資額でいうと、2000円前後から90万円まで選択できることになる。
【訂正:4月25日午後1時】初出で月間最低投資金額を4000円としていましたが、ただしくは2000円前後です。
500円という少額から積み立てられるのが特徴の1つ。ターゲットとするユーザーは投資未経験者や初心者だが、若年層にとって投資金額は大きなハードルだった。
「LINEスマート投資は、2018年10月にテーマ投資からサービスを開始した。ユーザーから要望が多かったのが、金銭的なハードルを下げてほしいということ。そこで投資額を10万円前後から1万円前後にした『ミニテーマ』を投入した。その反応がよく、さらに投資額を下げるべきだということで500円にした」(大田氏)
ワンコイン投資ではLINE Payと連携し、銀行口座の登録が不要となっている。投資資金は、LINE Payアカウントの残高、または銀行口座(デビット支払い)から引き落とされる。オートチャージ機能とは連動しないが、残高不足の場合はメッセージが届き、そこからチャージが行える。
銀行口座登録は、投資サービスの開始時にユーザーが挫折するポイントの1つだが、LINE Payと連携することでハードルを下げた形だ。
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