「ARKit」「ニューラルエンジン」「Face ID」など、Appleが「iPhone X」に詰め込んだ要素は数多い。企業のCIOにとっては、それが実現する具体的な未来こそが重要だ。
Appleが新型スマートフォン「iPhone X」を発表した。このiPhone Xの登場は、最高情報責任者(CIO)に何らかの変革をもたらすのだろうか。
人工知能(AI)関連処理エンジン「ニューラルエンジン」を搭載した新型SoC(System on a Chip)「A11 Bionic」の登場により、モバイルアプリケーションに対する開発チームの考え方がどのように変わるのか。iPhone X以外の一部のiOSデバイスでも利用可能な、拡張現実(AR)関連のフレームワーク(ライブラリやテンプレートなどの集合体)「ARKit」が、ARを主流へと発展させるようになるのか。顔認証システム「Face ID」は、初めて大々的に発表された時に不評を買ったが、この機能により顔認証技術が至るところで利用されるようになるのか。
それらの問いへの答えは、CIOが洞察を得るに当たって誰に頼るか次第で変わる。iPhone Xを、未来に対するわれわれの希望や恐れ、皮肉を試すロールシャッハテスト(人格検査の一種)だと考えるとよいだろう。
調査会社Forrester ResearchのAI担当アナリスト、ブランドン・パーセル氏は、CIOの考え方を根本的に変え得るものとして、Appleの新しいAR機能よりもニューラルエンジンに注目する。「ニューラルネットワークをiPhoneで動作させることが可能になるからだ」と、同氏はその理由を説明する。ニューラルネットワークは現在、AI技術の世界で大きな盛り上がりを見せている。
ニューラルネットワークは、アプリ内で使用するに当たって、非常に複雑かつ多くの計算を必要とするアルゴリズムだとパーセル氏は言う。Appleが控えめに紹介した機械学習向けフレームワーク「Core ML」と併せて、ニューラルエンジンやiPhoneでニューラルネットワークを処理する機能は「アプリに大きなイノベーションを起こす」と同氏は語る。
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