人工知能(AI)テクノロジーの進化が、ITやビジネスを劇的に変える可能性がある。将来の2020年に向けて注目すべきテクノロジートレンドを見ていこう。
最高情報責任者(CIO)よ、計画を捨てよ。
「2020年、人間の仕事内容は今とは全く違うものになっているだろう」――。こう述べるのは、調査会社Forrester Researchでアナリストを務めるブライアン・ホプキンス氏だ。同社はIT部門の責任者に影響する、主要なテクノロジートレンドに関する最新レポートを公開した。TechTargetは、レポートの共著者であるホプキンス氏に話を聞いた。
進行速度 | トレンド |
---|---|
ゆっくりと進行中 | ・分散型信用評価システムが中央管理機関に肉薄 ・インサイト(洞察)駆動型企業がライバルを超越 |
進行中 | ・ソフトウェアが自ら学習 ・自動化したセキュリティインテリジェンスと侵害対策がセキュリティ/リスク管理の負担を解消 ・文脈的プライバシー(Contextual Privacy)がブランド価値向上を加速 ・IoT(モノのインターネット)がエッジコンピューティング(IoTデバイス付近でのデータ処理)へシフト |
加速中 | ・パブリッククラウドがビジネス革新を加速 ・従業員エクスペリエンス(経験価値)がアプリケーションを再定義 ・デジタル従業員(ロボットなど)がホワイトカラー労働力化 ・カスタマーエクスペリエンスが没入型へ変化 |
テクノロジートレンドの一覧に挙がった「ソフトウェアが自ら学習」というトレンドにより、企業がここ数年で大量に作成した3カ年計画や5カ年計画は「時代遅れになるし、実際にそうなってきている可能性がある」とホプキンス氏は指摘する。
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