徹底比較:セルフサービスBI、「Tableau」「Power BI」「Qlik Sense」の違いとは?3大製品の長所と短所

主要なセルフサービスビジネスインテリジェンス(BI)ツールである「Tableau」「Power BI」「Qlik Sense」の長所と短所とは。機能やクラウド対応状況、価格、サブスクリプション制限といったポイントで比較した。

2017年04月27日 12時00分 公開
[Ed BurnsTechTarget]

3大セルフサービスBIの徹底比較表のダウンロード


今回紹介する、主要なセルフサービスBIの比較情報をまとめた表をPDFファイルで提供しています。上記のリンクからダウンロードしてください。


 多くの製品が乱立する、セルフサービスビジネスインテリジェンス(BI)ツール市場で、ここ2年ほどリードしているのは次の3つだ。

  • Microsoftの「Power BI」
  • Qlikの「Qlik Sense」
  • Tableau Softwareの「Tableau」

 いずれも主要な機能を網羅しているが、比較してみるとそれぞれに明確な長所と短所がある。これらに互換性はないため、導入を検討する企業はどれが自社に最適か見極めなければならない。

 これまで機能とデザインを主導してきたのはTableauだが、最近は競争が激しくなってきた。強力なライバルとして台頭したPower BIは簡素化した機能と低価格で対抗する。また、Qlik Senseは複合データを使用するインタラクティブなグラフィックスの生成で抜きんでている。

会員登録(無料)が必要です

 セルフサービスBIツール市場にはここ数年で多くのベンダーが参入した。データからインサイトを獲得する機能は当初革新的だったが、もはや業界標準だ。ベンダー間の差は縮まり、競争は激化している。

 高度な分析機能やクラウド対応オプションは以前よりも重要な決定要因だ。また、人間が相互関係を発見する代わりに機械学習アルゴリズムで有意なデータを検出するスマートデータ抽出機能も、ROIを高めるのに一役買っている。

 いずれはこうしたトレンドを制するツールが市場を支配するとしても、現在は上位3社が拮抗(きっこう)している。Power BI、Qlik Sense、Tableauのどれが自社のニーズに最も適しているのか、この表が評価の役に立つだろう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

新着ホワイトペーパー

事例 プリサイスリー・ソフトウェア株式会社

LSMWよりも高速で簡単、SAPデータ管理の生産性を飛躍的に高める方法とは?

SAP ERPの利用に際して、「データ管理の複雑さ」「手作業による非効率性」が課題となるケースは多い。そこで、LSMWよりも高速で、簡単に利用できる代替手段を活用して、SAPデータ管理の生産性を飛躍的に高めた小売業者の事例を紹介する。

製品資料 株式会社サムライズ

大量のデータから業務/経営に役立つヒントを探る、データドリブン経営の実践術

デジタル化が進む中で、企業が競争力を維持するには、柔軟かつ迅速な分析体制を構築し、データドリブンな意思決定を実現することが不可欠だ。本資料では、その分析体制の構築を支援するクラウド型のデータ分析プラットフォームを紹介する。

事例 株式会社サムライズ

Excelでは扱いきれない膨大なデータ、他社はどのように有効活用しているのか?

データ活用におけるさまざまな課題を解決するBIツール。近年は、その枠を超え、さらなるデータ活用を促進するデータ分析プラットフォームへの注目度が高まっている。3社の事例を基に、同製品の魅力と実力に迫る。

製品資料 Tableau, A Salesforce Company

Excelによるデータ活用はもう限界? AI搭載型BIツールがもたらす3つのメリット

データ活用を高度化・効率化するツールとしてAI搭載型BIツールが注目されている。Excelでは得られないその導入メリットを、データへのシームレスなアクセス、あらゆる角度からのデータ分析、インサイトの共有・提供の3つの視点で解説する。

製品資料 NTTドコモビジネス株式会社

利便性と安全性を飛躍的に向上させながら、データ共有の課題を一掃する方法

社外から業務データにアクセスする機会が増えている中、その課題として浮上しているのが利便性と安全性を両立させることだ。そこでこれを実現するものとして、あるファイル共有基盤が注目されている。

アイティメディアからのお知らせ

From Informa TechTarget

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか

なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。

ITmedia マーケティング新着記事

news017.png

「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

news027.png

「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。

news023.png

「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...