Bluetoothには8つの脆弱(ぜいじゃく)性があり、総称してBlueBorneと呼ぶ。専門家によれば、BlueBorneは膨大な数のデバイスに影響を及ぼし、深刻な問題を引き起こす恐れがあるという。
Bluetoothの一連の欠陥は、数十億台のデバイスを脆弱(ぜいじゃく)にする恐れがある。この欠陥を悪用する攻撃者は、被害者に一度も接触することなく標的のデバイスを完全に乗っ取ることができる。
エンタープライズIoTセキュリティ企業Armisの研究者は、Bluetoothの8つの脆弱性をまとめてBlueBorneと命名した。BlueBorneは、多くのWindowsデスクトップとLinuxデスクトップ、Androidスマートフォン、一部のiOSデバイスに影響する。さらには、増加の一途をたどるIoTデバイスにも影響を与えるといわれている。
Armisのブログには次のような記載がある。「標的デバイスが攻撃者のデバイスとペアリングされていなくても、さらにはデバイスが検出モードに設定されていなくても、攻撃が可能になる。当社の研究が示すように、これらの脆弱性は完全に悪用可能であるため、実行すれば成功する可能性が高い。BlueBorne攻撃ベクトルは、リモートコード実行や中間者攻撃など、さまざまな攻撃の実行に用いられる恐れがある」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨今のサイバー攻撃はステルス性が増している上、よりスピーディーになっている。そのため従来型のSIEMが機能せず、多くのセキュリティチームが悪戦苦闘している。そこで、AIと次世代SIEMを中心とした、SOCのあるべき姿を紹介する。
サイバー攻撃がシステムに侵入する手口として、近年は、盗んだ認証情報(アイデンティティー)を悪用するケースが急増している。防御側に求められるのは、アイデンティティーをプロアクティブに管理・保護する仕組みだ。
クラウドの利用拡大に伴い、SaaSアカウントの分散が課題となっている。一般的なシングルサインオンではカバーできないSAML非対応サービス、ポリシーに準拠しない私用デバイスでのログインなどのリスクには、どのような対策が有効なのか。
ユニプレスでは、アンチウイルスソフトによるエンドポイント保護を行っていたが、その運用体制に課題を抱えていた。MDRの導入により、情シス部門の負荷を軽減し、グループ全体を視野に入れたセキュリティ施策に注力できるようになった。
総合建設会社の熊谷組は、防御が手薄になりがちな年末年始を狙ったサイバー攻撃を受けたため、セキュリティ体制の刷新に着手した。24時間365日体制の監視とアイデンティティー保護を実現するために同社が導入したものとは?
なぜクラウドセキュリティは複雑ではなく「包括的でシンプル」にすべきなのか? (2025/6/13)
「見える化」ではもう守れない アタックサーフェス管理の限界と次世代の対策 (2025/6/12)
中小企業が買うのは信用 L2スイッチ&認証技術で2つの企業が組んだ理由 (2025/6/5)
脱PPAPの壁はこう超える――PPAP文化を終わらせる現実解 (2025/5/19)
EDR、XDR、MDR それぞれの違いと導入企業が得られるものとは (2025/5/15)
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...