「デジタルホワイトボード」が突如として“要注目製品”となったこれだけの理由「Surface Hub」「Jamboard」参入で市場が活性化(1/2 ページ)

「デジタルホワイトボード」市場に活性化の兆しがある。大手ITベンダーが新機軸の製品を投入しているからだ。市場理解のために、今把握しておくべき機能や課題をまとめた。

2017年10月24日 05時00分 公開
[Paul KorzeniowskiTechTarget]
画像 デジタルホワイトボードは教室から職場へ(TechTargetジャパン記事「“使われない電子黒板”をなくすには『常設化』しかない――青山学院初等部 井村教諭」より)《クリックで記事を表示》

 ホワイトボードは長年、教室の一部だった。だが最近、GoogleやCisco Systems、Microsoftといった業界大手が食指を動かしており、職場でも当たり前の存在になる可能性がある。

 従来のホワイトボードは、画像を表示するにはプロジェクターが必要だった。「デジタルホワイトボード」(「インタラクティブホワイトボード」「電子黒板」とも)と呼ばれる製品分野の中には、タッチスクリーンディスプレイに音声/ビデオ会議機能を組み合わせたオールインワンデバイスが充実しつつある。こうしたタッチスクリーン型のデジタルホワイトボードは、壁に取り付けたり、固定スタンドやキャスター付きスタンドに据え付けたりして使用する。エンドユーザーは指やスタイラスペンなどで入力をコントロールする。

 デジタルホワイトボードは、主に教室や研修室で教材を提供するために使われてきた。最近では企業の役員会議室や放送スタジオ、プロスポーツなどのニッチな用途も見いだしてきたのだ。

ホワイトボード市場にIT大手3社が進出

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