音声で買い物や家電の制御などを可能にする「スマートスピーカー」が充実し始めた。可能性に期待が高まる一方で、そのセキュリティ面を懸念する声もある。スマートスピーカーがもたらす脅威とは。
われわれの住宅は、安全でいられる場所だと考えられてきた。だが近年、住宅内の家電やIT機器をネットワーク経由で制御可能にする「スマートホーム」の実現に向けて、住宅がますますネットワークに接続する状況下においては、住宅の安全性に関して疑問符が付くようになっている。住宅がサイバー攻撃の温床になっている可能性があるのだ。
調査会社Gartnerの予測によると、世界中で使用されているインターネット接続型デバイス(コネクテッドデバイス)の数は、2017年の終わりまでに84億台に達する。この数字は2020年までには204億台に急増する見込みだ。同社は、米国の家庭の75%が2020年までに「スマートスピーカー」を保有するであろうことも指摘している。スマートスピーカーは、人工知能(AI)技術を搭載した音声作動式インタフェース「音声アシスタント」の機能を搭載したスピーカーのことだ。
同じく調査会社Global Market Insights(GMI)はこの予測を支持し、スマートスピーカー市場が急成長するであろうことを示す。ネットワーク接続の高速さと利便性に対する消費者ニーズの高まりと、それに応えようとするデバイスベンダーの積極的な販売努力が、その根拠だ。実際にGMIは、2024年までにはスマートスピーカーの市場規模が130億ドルを超えると予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ファイアウォール管理不全が「抜け穴」に 今見直すべき海外拠点のセキュリティ (2025/8/26)
混雑や逆光に弱いウォークスルー顔認証、高精度と高速処理をどう実現するか (2025/8/13)
なぜクラウドセキュリティは複雑ではなく「包括的でシンプル」にすべきなのか? (2025/6/13)
「見える化」ではもう守れない アタックサーフェス管理の限界と次世代の対策 (2025/6/12)
中小企業が買うのは信用 L2スイッチ&認証技術で2つの企業が組んだ理由 (2025/6/5)
なぜクラウド全盛の今「メインフレーム」が再び脚光を浴びるのか
メインフレームを支える人材の高齢化が進み、企業の基幹IT運用に大きなリスクが迫っている。一方で、メインフレームは再評価の時を迎えている。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...