ヘッドウォータースが、日常会話での音声翻訳に対応する、クラウドベースの多言語翻訳ロボアプリを発売。Pepper、Sota、ロボホンなどのコミュニケーションロボットで利用し、45カ国語での翻訳・接客を行える。2020年に向けた海外観光客対策や、サービス業などの労働力不足対策として活用を見込む。
ロボットアプリの開発・導入などを手掛けるヘッドウォータースは5月15日、AIを活用して45カ国語で翻訳・接客するクラウドベースの多言語翻訳ロボアプリ「Robot Translator(ロボットトランスレーター)」の販売を開始した。
同アプリは、同社のクラウドロボティクスサービス「SynApps(シナップス)」とニューラルネットワークを用いた機械翻訳AIを活用して、日常会話での音声翻訳を実現している。
また、AIが持つ自然言語認識との連携により、ユーザーの質問の意図を理解したうえで自動識別・自動応対する接客が行えるうえ、SynAppsの管理画面からロボットに発話させたい内容を日本語で入力・更新することで、指定した言語でロボットに発話させることも可能になる。
顔認識と連携させることで、顔を捉えると自動的にその人の母国語を識別する機能も実現するという。
翻訳機能はクラウド上に持たせているため、ソフトバンクロボティクスの「Pepper」、ヴイストンの卓上ロボット「Sota」、シャープの「ロボホン」に同等の機能を持たせることができ、スマートフォンやタブレット、デジタルサイネージとの連携も可能だ。
対応言語は、以下の通り。
なお、翻訳機能など一部の機能はAPI提供もしており、アプリ開発や既存サービスへの組み込みも可能とのこと。
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