AppleがWWDC 2018で「2018 Platforms State of the Union」セッションを行い、macOS Mojaveが32ビットアプリをサポートする最後のmacOSになると明らかにしている。
2019年には、32ビットのQuickTime framework、Java 1.6 Apple framework、Carbon HLBTなどが廃止されるそうだ。
macOS Mojaveに搭載されるNews Appや株価 Appなど、macOSアプリの「AppKit」と、iOSアプリの「UIKit」の下を支えるMedia、Core OS、Core Servicesを共通化させることで、2つのプラットフォーム開発を容易にする「New Developer Framework for Mac Apps」を紹介した。
Touch Bar対応、ドラッグ&ドロップ、メニューバー対応などもサポートするという。
機械学習「Core ML 2」は、顔追跡、顔検出、ランドマーク、テキスト検出、矩形の検出、バーコード検出、オブジェクト追跡、画像登録などの機能を追加可能な「Vision Framework」に加え、日本語、中国語を含めた自然言語解析「Natural Language Framework」を追加し、言語固有のメタデータを導きだせるカスタムモデルが実装可能になるそうだ。
また、機械学習モデルを作成する「Create ML」が追加され、従来のモデルサイズが100MBだった場合、3MBのファイルサイズまで小さくなったと説明している。
ユーザーの毎日のルーチンをペアにすることができる「Siri Shortcuts」は、ユーザーが迅速にアプリに関連するタスクを達成するために役立つショートカットAPIを使用するという。
すべての学習は、デバイス上でローカルに実行され、Siriはユーザーのプライバシーを損なうことなく実現すると説明している。
OpenGLとOpenCLの廃止について説明し、macOS Mojaveでは、OpenGLとOpenCLを使用するアプリは動作するものの、こうしたレガシー技術は非推奨とし、代わりに「Metal」を採用すべきだと説明している。
iOS 12では、Open GL ESの廃止について説明し、Open GL ESを使用するアプリは動作するものの、こうしたレガシー技術は非推奨とするとしている。
macOS High Sierra 10.13.4からサポートされた「eGPU」は、Metal RayTracerアプリを使用し、レイトレーシングベンチマークを計測した結果、CPUの10 Coreを使用した場合と、iMac Pro (2017) の内蔵GPUとeGPUを使用した場合の方が早く、3台のeGPUを使用した場合は、異次元の速度で終了するとデモしながら紹介しました。
Adobeのアーベイ・パラスニスCTOは、物理的世界とデジタル世界の境界線をぼかした没入型コンテンツのクリエイティブを可能にする新しい拡張現実(AR)オーサリングツールとマルチプラットフォームシステム「Project Aero」を動画で紹介した。
詳細は、Adobe MAX 2018で明らかにするという。
拡張現実体験を構築する「ARKit 2」は、AR体験を途中で停止し、再び再開する事が可能になり、仮想現実空間を複数のユーザーと共有することが可能になると説明している。
彫刻、おもちゃ、または家具のような既知の3Dオブジェクトを検出する機能も実装されるという。
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