いまさら聞けない「機械学習」とは何か? 「AI」との関係は?デジタルトランスフォーメーション(DX)に不可欠(1/2 ページ)

機械学習をはじめとする人工知能(AI)技術が勢いを増している。こうした技術はIT投資の次の波になり、競争上の強みをもたらす可能性がある。

2018年09月19日 05時00分 公開
[Scott SinclairTechTarget]

関連キーワード

データ分析 | 機械学習


画像

 ITを活用した経済活動「デジタルエコノミー」の拡大に伴い、企業は全面的または部分的に、“ソフトウェア企業”としての自社の在り方を見直している。ここ数十年で、ITはビジネスの一部になった。ただしその役割は変化している。データと技術は、ビジネス戦略の中核要素になる。

 ITでビジネスを変革する「デジタルトランスフォーメーション」(DX)は、単にデータを用いてビジネスを運用することではない。競争上の強みを得るために、データとITサービスを利用することだ。例えば業務効率を上げ、顧客を適切に理解し、新たな収益の流れにつながるデジタル製品やサービスを生み出すために、データを活用したりする。

 DXに不可欠なのは、新たに登場した、変革につながるワークロード(システム)を導入することだ。こうしたワークロードには、ビジネスインテリジェンス(BI)をはじめとする分析用システムに加え、モノのインターネット(IoT)戦略の一環として企業のネットワークエッジ(末端)でデータを収集するシステムなどがある。

 こうしたワークロードのカテゴリーは変化し、成長を続けるだろう。そうした中で機械学習をはじめとする人工知能(AI)技術が勢いを増している。そしてAI技術が、IT投資の次の波を引き起こす可能性がある。

包括的な「AI」、方法論としての「機械学習」

       1|2 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news070.jpg

中国発AIソーシャル工作のゾッとする実態をMicrosoftがレポート
Microsoftが中国を拠点とする影響力工作の増加についてのレポートを発表した。これは米国...

news042.jpg

顧客の応募可能性をレシートで分析 読売新聞が新たな販促キャンペーンサービスを提供
システムインテグレーターのビーマップと同社子会社のMMSマーケティングは、読売新聞東京...

news108.jpg

TOPPANとデータX、中堅企業向けデジタルマーケティング支援で協業
TOPPANとデータXは、中堅企業を対象としたデジタルマーケティング支援領域のデータ基盤構...