「VR(仮想現実)でけん玉を練習すると、現実でもけん玉ができるようになる」──そんなVRゲーム「けん玉できた!VR」が話題を呼んでいる。けん玉初心者が実際にゲームをプレイしたところ、87人中82人が現実でもけん玉がうまくなったという。ゲームを開発した、けん玉4段(日本けん玉協会)のVRけん玉師Jin(@VRkendama)さんに、開発のきっかけを聞いた。
けん玉できた!VRは、けん玉のコツを習得できる6つのミッションに従いながらVR上で再現されたけん玉で遊ぶと、現実世界でもけん玉ができるようになるゲーム。VRで練習を続けると、現実のけん玉もうまく扱えるようになるという。
ゲーム中で与えられるミッションでは、けん玉の玉が重力に反してゆっくり落ちるような動きをするものから始まり、ゲームが進むにつれて、本来のけん玉に近い動きになっていく。段階を踏んでプレイヤーをけん玉の動きに慣らしていくイメージ。これは現実のけん玉ではできない練習方法だ。
7月14日に行われたイベント「JKAワールドオープンけん玉フェスタ2018」で初披露され、27日に開催された開発者向けのVR/AR/MR勉強会「xRLT vol.2」にも出展。実際に体験した人からは、「VRで練習したら現実でできるようになった」「VRがスキルアップにつながる」といった声が上がっている(Twitterより)。
VRけん玉師Jinさんによると、けん玉にある2つの皿で玉を行ったり来たりさせる技「もしかめ」を「やっとことがない」「全くできない」「1~3回しかできない」という人を初心者と設定。ゲームを最後まで体験した87人中82人が、もしかめを4回以上できるようになったという。
もともとけん玉が大好きだったVRけん玉師Jinさん。ゲームを作ったきっかけは、東京・秋葉原でVRに出会ったことだと説明する。
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