「Excel職人に任せれば、細かい指示をしなくても、いいツールを作ってくれる」という状態はうれしいものですが、属人化の問題もあります。依頼側が適切な要件定義をするには、どうすればよいのでしょうか。
企業情報システムの根幹となる、基幹システムの導入やリプレースを実施する場合、まず計画を立案し、関係者へのヒアリング、要件定義、設計、開発、テスト、展開……と段階を踏み、関係者の合意を得ながら進めていきます。システムの規模が大きくなれば、関係部門、システムインテグレーターなど関係者の人数が増えていくので、円滑に計画を進めるためにプロジェクトを立ち上げることもあるでしょう。導入の障害となる要因をできるだけ排除し、失敗するリスクを最小限にすることが、その目的です。なぜなら基幹システムは、システム開発に必要な費用だけでなく、関係する従業員の工数、導入が不調に終わってしまった場合のリスクなど、企業に及ぼす影響が非常に大きいからです。
一方で「Microsoft Excel」(以下、Excel)ツールの製作となると様相が変わってきます。もちろん業務上必要なツールだから製作しているのですが、ツールの重要度、関係する部門、企業全体に及ぼす影響は、基幹システムとは比較になりません。大筋では基幹システムの場合と同様に、ヒアリング、要件定義、設計、開発、テスト、展開……と製作は進んでいきます。しかし依頼する側は、ヒアリングの段階では実現したいことを伝えたいだけ伝え、後はツールが完成するまで製作する側にほぼ一任することも珍しくはありません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ある調査によるとDXに取り組んでいる中小企業は、2割にも満たないという。中小企業がDXを実現できない理由となっているのが、人材不足だ。しかし、人材不足の中でもDXを目指して取り組めることはある。それがペーパーレス化だ。
今やセキュリティ対策は防御だけでなく、取引機会の拡大にも不可欠な取り組みとなっている。特に「人」によるインシデントが多いことから、従業員の意識向上が急務となる。本資料では有効なセキュリティ教育の内容を紹介する。
中小企業に対するランサムウェア攻撃が拡大している。侵入手口も、メール経由に加え、VPNやリモートデスクトップなどの脆弱性を突く手口へと巧妙化しており、従来の対策だけでは被害を防ぎきれない状況にある。
中小企業は、モバイルアプリケーションを活用することで顧客と密接な関係を構築したり、パートナー企業との関係を維持したりできる。モバイルアプリケーションが役立つ理由を7つ紹介する。
コロナ禍を経て、業務に必要な「ノートPC」の条件は変わった。どのような条件で選ぶことが望ましいのか。選定のポイントを解説する。
「賃上げはもう限界」 厳しい経済環境を乗り切る“給与を上げない賃上げ”とは (2025/6/30)
いつまで紙やExcelで情報共有するの? クラウドERPが変える中堅製造業の将来像 (2024/12/6)
「安さ」「機能」「サポート」の課題を解決 社用スマホ選定4つのポイント (2024/3/26)
後回しではいけない 今こそ実施したいBCP対策と通信の冗長化 (2024/3/26)
地方で働き方のリーディングカンパニーを目指す鈴弥洋行の取り組みとは? (2023/1/13)
「テレワークでネットが遅い」の帯域幅じゃない“真犯人”はこれだ
ネットワークの問題は「帯域幅を増やせば解決する」と考えてはいないだろうか。こうした誤解をしているIT担当者は珍しくない。ネットワークを快適に利用するために、持つべき視点とは。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
「ECプラットフォーム」売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、ECプラットフォーム製品(ECサイト構築ツール)の国内売れ筋TOP10を紹介します。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...