AIが実用化され、人々の関心は事業の実情に移りつつある。フォルクスワーゲンのブラッドショー氏は、AIによって「より安く・速く」することよりも考えるべきことがあると言う。
人工知能(AI)は研究室を飛び出し、オーストラリアのシドニーで今回17回目を迎えるIT見本市『CeBIT Australia』で脚光を浴びた。注目を集めたのはbotとスマートゴルフカートのデモだった。だがカンファレンスのセッションで参加者が目を向けていたのは、AIを使って既に実現されている事業の実情だった。
オンライン専用銀行のUBankでデジタル部門を率いるジェレミー・ハバード氏は、同銀行が現在運用する2つのAIプロジェクトの概要を説明した。1つは、住宅ローン申請者をサポートするチャットbot。もう1つは、顧客からの問い合わせに行員が対応できるようにサポートするAIサービスだ。このAIは、1000部のドキュメントから得た洞察に基づいているという。
ハバード氏は次のように話す。
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